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スタッフ

お部屋と心、香りで整えましょう

2023.8.3

みなさんは、お部屋の香り、何か楽しんでいますか?

お部屋を彩るインテリアのひとつとしても、重要な役割をする香り

今日は「お香」のお話をしたいと思います

香の効能を表した「香十徳(こうじっとく)」という詩文がありますが

わずか40文字で、香の効用を端的に、格調高く表したものです

1.感格鬼神(かんかくきじん)・・・感覚を研ぎ澄ます

2.清淨心身(しょうじょうしんじん)・・・身も心も清らかにする

3.能除汚穢(のうじょおえ)・・・けがれや汚れを取り除く

4.能覺睡眠(のうかくすいみん)・・・眠気を覚ます

5.静中成友(せいちゅうじゅうよう)・・・孤独な時に心を癒す

6.塵裏偸閑(じんりゆかん)・・・忙しい時に心を和ませてくれる

7.多而不厭(たじふえん)・・・多くなっても邪魔にならず

8.寡而為足(かにいそく)・・・少なくても十分足りる

9.久蔵不朽(きゅうぞうふきゅう)・・・年月を経ても朽ちず

10.常用無障(じょうようむしょう)・・・常に用いても害がない

この詩文の誕生の背景は諸説ありますが、平安時代、中国王朝「北宋」の詩人・黄庭堅(こうていけん)が作った詩を、その後一休禅師(とんちの一休さん)によって日本に紹介されたといわれています。

東洋では、古来より香りが心体に与える影響を説いていたことになりますね

代表的な天然香料として

白檀・沈香・乳香・安息香・丁子などが有名どころですが、お香の原料の組み合わせ方によって作られる香りはまさに無限に広がります

燻る煙を見つめながら、香りを嗅覚ではなく心で受け止め、感じる

足りない何かを足すように

抱えきれない何かを手放すように

呼吸をするように、気軽に香りを取り入れてみましょう

スタッフ小林(東洋療法士)

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