STAFF BLOG
代表&スタッフが日常のこと、日々感じたことを綴ります
スタッフ
六邪(ろくじゃ)
2024.11.11
一年のうちで季節ごとに起こる気候の変化が、身体へ影響をもたらす現象を六邪と呼びます
風が強く吹く春の風邪(ふうじゃ)は気血を上昇させ、めまい、頭痛を
身体を冷やす冬の寒邪(かんじゃ)は、血行不良、冷え性、間接の痛みなどを
暑気による夏の暑邪(しょじゃ)は熱中症、脱水症を引き起こします
また梅雨時のむくみやダルさを引き起こす湿邪(しつじゃ)は消化不良を伴い
乾燥による秋の燥邪(そうじゃ)は、肺や肌に影響を及ぼし空咳や肌荒れとして現れ
夏に多く見られる熱による火邪(かじゃ)は、のぼせや精神不安を引き起こしイライラや不安感を一層大きくし、精神的なバランスを崩します
前回、燥邪(そうじゃ)についてお話しましたが、正常に季節が回っているときは、私たちへ影響は緩やかに進むので小さいものですが、今年のように、いつまでも夏のような暑さが続いたと思ったら、突然気温や湿度が一気に下がり、そうかと思えば季節外れの台風で、また蒸し暑さが戻るなど、めまぐるしく外界が変化しました
月の満ち欠け、気圧なども含めた外からの情報にあわせて、私たちの身体の中も同じように変化しています
自覚はないけれど、実は心身ともに負担を感じている場合もあり、放っておくと不調を引き起こす場合があります
小さな変化を無視することなく、丁寧に自分自身と向き合っていきましょう
11月7日に立冬を迎え、冬がやってきました。
次回は、冬の養生についてお話したいと思います
スタッフ小林(東洋療法士)