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こんにちは　一級建築士の清水です。

今回は、住宅の省エネ性能を図る値として使われている、Ua値とQ値についてお話します。Ua値もQ値もどちらも、建物の省エネ性能を表すものですが、Ua値は、建物全体の断熱性能を、建物の表面積で割った値です。つまり、建物の表面積1㎡あたりの断熱性能ということになります。これに対し、Q値は、建物全体の断熱性能を床面積で割った値です。つまり、床面積1㎡あたりの断熱性能ということになります。ただQ値は、建物の断熱性能に加え、換気による断熱性の影響も考慮された数値です。
このQ値は便利な数値で、建物に必要なエアコンの能力を算出するのによく使います。計算式は、Q値×床面積×（室内温度-外気温度）これに、C値（建物のすき間係数）を考慮して求めます。例えばQ値を1.6クラスにすることで、エアコン1台で建物全体を賄うことも可能となります。