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ZEHについて
2023.3.24
こんにちは 一級建築士の清水です。
今回はZEHについてお話します。
ZEHとは、Z(ゼロ)E(エネルギー)H(ハウス)のことで、
太陽光発電などの設備を設置すると、光熱費が±0円となる家ということです。
ZEHの家を建てるためには、次のことが必要です。
- 天井や壁・床の断熱材を厚くしたり、窓を樹脂サッシの様な冬に寒くなりにくいものを使うなど、家の断熱性能を高める。→※1 Ua値6(甲府市など)以下とする。
- ユニットバスを断熱浴槽にしたり、給湯器や水栓などを省エネなものを使うなど、省エネ性能の高い設備を使う。→※2 一次エネルギー消費量を20%削減する。
※1 Ua値とは、建物の断熱性能を表す数値で、数値が低いほど断熱性能が高くなります。山梨県では、寒い地域で3地域から、温暖な地域6地域まで地域分布が定められています。甲府市や昭和町では6地域です。
※2 一次エネルギー消費量とは、ガスや電気などの使用エネルギーのことで、ZEHでは
省エネルギーの設備を使用することで、エネルギーを20%削減することが求められています。
これまでの省エネ基準では、Ua値0.87(6地域)以下であったのに対し、ZEH基準では、Ua値0.6以下と、求められる省エネ性能が高くなっています。
これからの国の省エネ基準はZEH基準が勧められ、子どもエコすまい補助事業の条件ともされています。
また、更にハイグレードとなるZEH+という基準もあります。Ua値0.5(6地域)以下、一次エネルギー消費量25%削減が基準となります。
ZEH基準が2030年、ZEH+基準が2050年のスタンダードになると言われています。
家づくりのコストバランスの中で、省エネ性能の優位性を見直す為のいいタイミングだと思います。